現実世界に投影する仮想現実「ARToolkit」
最近NHKでやっているアニメ「電脳コイル」に少しはまっている。というのも、(話の内容より)そこで描かれているバーチャルリアリティ技術がなかなかおもしろい発想だと思っているから。
アニメの中では眼鏡(というよりゴーグル)型の透過型ディスプレイが市販されていて、それを身につけると、現実世界の中にバーチャルな生き物や場合によっては仮想の地形(実際にはないブロック塀)が見えたり。なかなかおもしろい発想だと思ってました。
実は、このアニメを知る前に「ARToolkit」というのを知っていたので、余計に盛り上がった事もあったのですが、このARToolkitというのはPCでの画像認識のためのライブラリ。QRコードのようなPCが認識可能な図形をPCカメラに写すと、PCがそれを認識して画面上に立体オブジェクトを表示したりできます。
と言葉で説明してもぴんと来ないので、動画を貼り付けておきます。
まずは分かりやすく直方体を表示するテスト。PCの画面上ではマークの上に直方体の画像が合成されて表示されています。マークを動かすと、それにあわせて直方体も移動。
今度はもっと複雑な立体物を表示。3Dツールでモデリングしたデータを使用できるので、合成表示する3Dモデルは自分で用意できます。
と、ここまではデモ。これをもう少し使えるツールにしているのがこの映像。
マジック・ザ・ギャザリングというアメリカ生まれのカードゲームが以前大流行したのですが、そのカードにマークをつけることで、実際にモンスターを表示したり、アニメーションさせて戦わせたりしています。確かPS3の発表の時に、これと似たような感じでPS3につなげたカメラから画像認識して遊べるカードゲームのデモ映像を見たことがありますが、同じ事が手元のPCでできてしまいます。
ARToolkitは基本的にはマークの上に3Dモデルを表示することが目的の物ですが、この画像認識の部分だけ使ってミュージックプレイヤーを作った人も出てきました。
movieを見てもらうと分かるように、マークを認識してそのCDの音楽を再生。縦に動かすことでボリュームの調整、横に動かすことで曲の送り・戻りを行います。
画像認識がここまで手軽に使えるようになってきたことに驚きますが、せっかくなので、ぜひ遊んでみたいですね。例えば、これがもう少し進んで、Secondlifeのようなバーチャルワールドと融合するとおもしろそうです。カードに印刷したQRコードを認識してユーザ認証したり、画面を切り替えたりするようなツールなら案外簡単(?)に作れるかもしれません。



